吟遊詩人と瓶詰め妖精

 

アルト=パウム

sex: 男
species: 人間
age: ?
hair: 白
eye: 面倒くさい

礼儀正しそうにみえるが、完全利己主義の吟遊詩人。ただし、イシェルには激甘。
白と青のヴェールを幾重にも纏い、目元はその影に隠れている。
吟遊詩人を営むもののその魔力は、腕に覚えがある術遣い程度では太刀打ちできぬほど、強い。
ある物を捜していたのだが、イシェルと共に旅をするため、あっさり諦める。
毒の妖精であるイシェルに、瓶越しでしか触れられないのが、かなり腹立たしい。

登場人物への30の質問

 

イシェル

sex: 女(?)
species: 妖精
age: ?
hair: 金
eye: 藍

静寂の森で長い時を過ごしてきた毒の妖精。世間知らず。
波打つ金髪を結い、白い衣を纏う。背の翅は他の妖精より薄い。四肢が碧く染まっている。
愛らしい少女の外見だが、厳密には無性に近い。
アルト=パウムが好きではあるが、向けられる想いは全く理解できていない。
封印の瓶にいても自由に移動できるほどの魔力を持っているが、本人はこれが普通だと考えている。

 

ジェスク・クルーグ

sex: 男
species: 魔物
age: 72
hair: 茶
eye: 黒

アルト=パウムの弟子を志願する魔物。年齢の割に子供っぽい。
人を魅了する詩を習得し、魔物として成功したい。
外見は人型の犬で、本来の背丈はアルト=パウムより大きい。
しかし、イシェルが背の大きさを褒めたため、アルト=パウムによって半分の背丈にされてしまう。
イシェルとはウマが合い、それ故にアルト=パウムに嫌われているが、当の二人は気づいていない。

 

 

1話〜

 

セイヒ・ワルフェン

sex: 男
species: 人間
age: 69
hair: 灰白
eye: 青

自称・正義の学者。度々アルト=パウムの前に現れるが、その都度忘れられている。
伸びるに任せた髪や髭だが、毎日シャンプーしている。白衣は所々汚れている。
平々凡々な顔立ち。劣等感はこれといってないが、卑屈になりやすい性格。
実は学者より魔術関連の職についてた方が成功していた人物。ある一冊の本との出逢いが人生を狂わせてしまった。
数年前、アルト=パウムが彼の村に訪れた際、妻どころか娘まで心奪われてしまった。
それから一週間も経たず、手紙の一つなく蒸発したため、アルト=パウムを追っていると思い込む。
以来、アルト=パウムの行く先々に現れる―――努力をしている。

 

ギハン・トルヒ

sex: 男
species: 人間
age: 24
hair: 金
eye: 空

自称・セイヒの助手。常にセイヒの後ろで存在感なく佇んでいる。
それなりに整った顔立ちだが、纏う陰気な雰囲気のため、女性にモテた経験がない。
白衣ではなく、何故か黒い衣を着用している。常にあざとい目で世の中を見ている。
魔術を知識として持っているものの、根っからの学者肌。しかし、使う魔法はそれなりに強い。
セイヒの娘とは幼馴染で、並々ならぬ想いを寄せていたが、アルト=パウムの登場により壊されてしまう。
実は蒸発した二人の行方を知っているものの、セイヒには一切打ち明けていない。

 

エリザ・ワーレイ

sex: 女
species: 人間
age: ?
hair: 銀
eye: 紫

主にザウターク大陸を巡る占術師。アルト=パウムとは古い付き合い。
常にエキゾチックな魅力溢るる、艶と神秘を兼ね備えた容姿。
普段は紫の薄絹の衣で体を覆い、青い宝石が散りばめられた髪飾りを愛用している。
占術の腕前は他に類を見ないほどで、名さえあれば失せ物や未来さえ視通す。
この能力を用いて、昔、アルト=パウムにストーカー紛いの行為をしていた。
今でも想いは変わらず捧げるが、打算を好む彼に従い、付き纏うのを止めている。

 

モドル


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