「私」

本名・鈴野遙。一人暮らしのＯＬさんだが実家は大家族。
背まである黒髪の持ち主で、いつもは結い上げたりしている。
現在暮らしているアパートに越してくるまで、恋人と同棲していた。
外見上大人しいと思われがちだが、行動力は人一倍ある。
隠れた特技はゲームで、地元のゲーセンに残してきた記録は未だ破られていないという。

「部屋」

「私」が暮らす部屋。「私」からは「部屋」と呼ばれている。
本人(?)曰く、幽霊でも妖怪でも、宇宙人でも透明人間でもないらしい。
意識を得て間もなく、当時住んでいた人間から拒絶され、今もなおその傷を引き摺っている。
低い声と質感のある”視線”の持ち主で、「私」とお話する時間を唯一の楽しみにしている。
このため、「私」を害する者やお話の時間を邪魔する者には容赦がない。

佐々木　由美

「私」の同僚で友人。小柄な身体には有段者の恐るべきパワーが秘められている。
悪ノリしやすい性格。環境の変化には柔軟に対応できる側面を持っている。
男を見る目がないためよく送り狼に遭うものの、その都度返り討ちにしている。
が、相手が新しい道へ目覚めてしまう確立が高いらしく、これらを払いつつも普通の男との出会いを夢見ている日々。