一夜のジョーカー

 

篠崎里璃(しのざき さとり)

sex: 女
species: 人間
age: 18
hair: 淡い茶色
eye: 黒茶

主人公。何の因果か大叔母の借金の担保として、「夜」の下で従者として働くことになってしまった少女。
色素の薄い長い髪を後ろで藍色の細い紐を用い一つにくくっている。
顔立ちは東洋とも西洋とも付かないが、中性的な美人。着やせするタイプ。
本来なら、大学へ進学する予定であったが、従者として働くことが決まってしまったため、就学を断念した。
その分、現実では役に立たない「夜」側の知識を叩き込まれる羽目に。
常時身につけているピジョンブラッドの指輪は、銀細工の棍棒になる。
兄が一人いるが、色んな理由で毛嫌いしている。それでも、兄妹としては一応、認めている。
ただし、ブラコンでは決してない。断じて、ない。

 

「夜」(よる)

sex: 男
species: ?
age: ?
hair: 黒
eye: 黒

里璃の主人。人肌が切れた際、偶然立ち寄った里璃の大叔母のところで里璃を知り、借金を肩代わりする代わりとして彼女を欲する。
黒い光のような長い髪を藍色の細い紐でくくっている。姿形は男性的な魅力溢れるものだが、顔は白い仮面で双眸は嵌め込まれた黒。
人型の女であれば年齢関係なく口説き、相手が望んだ時に褥を共にする。無理強いはしない。
数多の女を見てきたにも関わらず、里璃を男と勘違いしている。過剰なスキンシップを図ったりするが、全く気付かない。
人外の者であるため主食も人とは異なるのだが、嗜好品でしかない酒の方が好きで、自身の糧となる食事はあまりしたくない。

 

エル・H・ゼウバライ

sex: 女
species: 魔女
died aged: 83
hair: 白髪混じりの金
eye: 青

里璃の大叔母にして諸悪(?)の根源。若い頃から「夜」と通じていた。故人。
若い頃はふんわりとした金色のショートで、齢を重ねるに従い伸ばした髪を結い上げていた。
加齢により肉付きはだいぶ落ちたが、背筋はしゃんとしていた。
里璃が小5の時訪れ、その際「リリ」という愛称と自身が魔女であることを告げている。
彼女の為した借金は「夜」に肩代わりされたものの、納得していない相手も中にはいる。

 

篠崎奏(しのざき かなで)

sex: 男
species: 人間
age: 秘密(25以上36未満)
hair: 淡い金
eye: ライトブラウン

里璃の兄。シスコンでホスト。色々謎な人。
突拍子のない色合いの服を好むが、何を着ても似合ってしまう稀有な人物。
お調子者且つ真面目という相反する性質を持つ。
妹である里璃を溺愛しているが、彼女にとってためにならないと思えば、どんな理由があっても強引に止めさせようとする。
その時には、里璃を傷つけることも辞さない。

 

トヒテ

sex: 女性型
species: 形代
the date of manufacture: 様々
hair: 黒
eye: 様々

「夜」の娘にして、彼の屋敷の給仕たち。名前は全て同じ。瞳だけそれぞれ違う色をしている。
きつめに巻いた黒髪のツインテール。白いレース仕立てのカチューシャとシックな濃紺のメイド服を纏う。顔立ちは絶世の美少女。
服の下は絡繰りであるため、体裁だけ女として整えられているらしいが、服の上からは見た目通りの柔からさが伝わってくる。
「夜」の命令には絶対服従だが、必要ないと判断したことはしない主義。
一見すると、里璃の良き理解者だが、実際は里璃よりも「夜」を大切に思っている。

 

 

こちら側の人々

 

「工」(たくみ)

sex: 男
age: 150(人間の年齢に直すと25)
hair: 臙脂
eye: 空

「夜」御用達の武器屋の主人。常時厚手の皮の手袋をしている。
ヒトの世でいうところのドワーフに近い容姿をしており、普通にしていても怒っていると勘違いされる顔が悩み。
お菓子作りが得意なのだが、振舞う相手が味音痴の母娘しかいないため、お茶仲間を密かに募集中。

 

「繕」(せん)

sex: 女
hair: 緑の房が混じった金
eye: 若草

「工」と同居中の娘。引っ込み思案なところがある。
ヒトの世でいうところのエルフに似ているが、背は小さい。
庇護欲と同時に嗜虐心を煽る外見のため狙われやすく、家から出る事はほとんどない。

 

 

「夜」の”知人”たち 〜今後、増えるかどうかは里璃の腕次第〜

 

エル・H・ゼウバライ
里璃の大叔母。全ての元凶だが、あれでも一応、親族の事は大切に思っていた。

「夕」
「夜」と同じくヒト為らざる存在。高飛車なきらいがある。既婚者。

間宮恵
中学生時代からの里璃の友人。齢十八にして、色んな経験を積んでいる、らしい。

「繕」
「夜」と同じくヒト為らざる存在。”知人”になるにあたり、様々な条件を「夜」に付けた。

 

 

モドル


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