!注意!
このお話には奇人街のキャラを起用していますが、仕上がりが程好く危険です。
それでも良いという方のみ、どうぞ。

 

 

人魚姫B面 2

 

 ぱちり、暗闇の中で目が覚めた人魚姫。

 自分がどこにいるか分からない彼女は、身体を動かそうとしますが。

 う、動かない!? ど、どうして……

 それどころか、轡を噛まされた口からは、声すら出せません。

 試しにじたばた動いても、縛られた両手首は縄で腕ごと身体に固定されており、尾に至っては、上手い具合に逸らされています。

 肌に触れるゴワゴワした布から、何かの袋詰めにされているとは察せましたが、幾らもがいても脱出は出来ません。

 一通り暴れたところで、無駄だと気づき、酸欠に息を整えたなら、暗闇の向こうから籠もった声が届いてきました。

「今日の王子様のバースデイパーティ、食材はワシの勝ちで決まりネ!」

「はっはっは。それはどうかな、漁師B。今日のおじさんはちょいとばかり違うよ? 何せ、とっておきの魚を仕入れたんだ。これで今年の漁場はおじさんの天下。今度は君が、おじさんに媚び諂い、土下座をして、靴の裏を舐める番だよ」

「……相も変わらず、気色悪いオヤジヨ。それではワシがまるで、今までそうするよう漁師Aに言うて来たみたいではないか」

「ふふふ。何とでも言いたまえ」

 王子様の、ということは、ここは船の中なのでしょうか。

 首を傾げる人魚姫ですが、それよりも“とっておきの魚”と言った声が気になりました。

 意識を手放す直前、網の中で聞こえて来たのと同じ声。

 話の内容から推測すれば、みるみる内に人魚姫の顔が青褪めてゆきます。

 ま、まさか私――

 これを肯定するように、新しい声が被さってきました。

「お前らの言い分はどうでも良い。どんな魚であれ、調理するのは私だからな。斬りごたえさえあれば……ククク、申し分はないさ」

 年の頃は人魚姫とそう変わりなさそうな娘の声に合わせ、ざくっと響く鈍い音。

 漂う殺傷性の高さに、人魚姫の身体は否応なしに萎縮してしまいます。

 ちょ、調理って……やっぱり私、食べられちゃうの!?

 心の中で悲鳴を上げる脳裏に、今日一日の出来事が走馬灯のように流れて行きました。

 姉姫と会話し、頭上の世界に思いを馳せて。

 それがどこから狂ってしまったかと言えば、やはり、魔女に会いにいったところからでしょうか。

 挨拶に行けば、散々弄られた挙句に、呪い紛いの祝福を受けて、二度と来るなと水面まで一気に追い出され。

 魔女へ恋心を抱いてしまったばっかりに嘆いていると、大きな船の起こす波に飲み込まれて。

 好奇心から近寄ったなら、人間の女のあられもない姿を目撃するばかりか、人間とは思えない容姿の王子様と従者の、えげつない話を聞かされ。

 見つかってはいけないと言われていたのに、王子様に見つかり、逃げ出せばこの様。

 ……そういえばさっき、今日が王子様の誕生日って。

 そして人魚姫の誕生日も今日でした。

 なんて対照的な誕生日でしょう。

 一方は殺され、一方はその血肉を食らうというのですから、世の中は非情です。

 しかも血肉を食らう方には、情け容赦がないと来たモンです。

 魔女様……幸せは、死んだ先にあるとでも言うおつもりですか?

 祝ってやる、と言った魔女の言葉を思い出した人魚姫は、なんだかとても、泣きたくなってきました。

 殺されて食べられてしまうから、ではありません。

 勿論、そこに不平不満がないと言ったら嘘になってしまいますが、哀しみの大半は魔女に関してでした。

 正面きって好きと告げた事はありませんでしたが、ここまで嫌われるような事をした憶えは――

 やっぱり、事ある毎に来たのが迷惑だったのかしら?

 浮かぶ後悔は先に立ちませんので、幾ら理由を考えても埒が明きません。

 こうすれば良かった、の“こう”をその時実行したところで、今より良い状況になっているかなど、分かるはずもないのですから。

 予想は出来ても、所詮は机上の空論。

 前例があったとしても、例外はいつだって付き纏うものです。

 それでも人魚姫が落ち込むのは偏に、逃げる事の叶わない身の上を知っての事でした。

 隙さえあれば、いつでも逃げる腹積もりではありますが、ゴワゴワした袋の閉じ口すら見つけられないのでは話になりません。

 なので、どうせなら最期のその時まで、心騒がせるのは想い人だけでいたいという思いの元、人魚姫は魔女を想います。

 が、まな板の上の人魚には、粛々と死を待つことすら許されません。

「まあまあ、料理人ちゃん。落ち着いて落ち着いて。女の子がそんな風に包丁を舐めちゃ駄目でしょ?」

「ああ? 男だったら舐めても問題ないと言うつもりか、漁師A?」

「いやー、そういう風に受け取られちゃうと、おじさん、何も言えなくなっちゃうんだけど……」

「はあ?……それよりお前ら、いつまでここにいるつもりだ? 台所は私の領域、食材を持ってきたなら、さっさといなくなれ。調理の邪魔だ」

「おお、そうネ」

「はいはい、じゃあ行きますか」

「? 何をしているんだ、お前ら」

 料理人の困惑する声が届くなり、人魚姫を覆う布がもぞもぞ動き出します。

 これから何が行われるのか、これでこの世とさよならなのか、判別しないまま、身を硬くしていたなら、上の方から光が差し込んできました。

 どうやら袋の口は横倒しにされた人魚姫の上にあったようです。

 今更分かったところでどうしようもない事実に、人魚姫は目だけを上に向けました。

 するとそこには、赤いオールバックの髪の中年が顔を覗かせていて、他方を向く青い瞳は別の誰かを見ているようでした。

「何って、そりゃ勿論、おじさん自慢の魚を見て貰うんだよ。ほら、さっきも言ってたでしょ? 漁場がどうたらって」

 口を開けば、漁師Aと同じ声が届き、自分を捕まえた相手を初めて直視した人魚姫は、微かに眉を寄せました。

 漁師って話に聞くだけだったけど……イメージと違うわ。

 思っていたより雄々しくない人間の姿に、この状況下、噂ってやっぱり当てにならないのね、と小さく首を振ります。

 そんな人魚姫の行動など、袋越しに気づくはずもない彼らは、話をどんどん先へと進めていきました。

「王子様のバースデイパーティともなれば、王妃様もいらっしゃるヨ。だから、ワシらはそれぞれの釣果を見せて、どちらが優れているか、どちらに漁場をより多く与えれば得か、王妃様に考えて貰うネ」

 漁師Bが漁師Aの言葉を引き継ぐと、料理人が「ふむ」と頷きます。

「……そうか。ということは、お前らの持ってきた食材は、まだ調理出来ない、と」

「そうそう」

 能天気に漁師Aが頷けば。

「……なら、とっとと見せに行かんか! 私のところに持ってくるより先に!!」

 料理人の怒声が台所をビリビリ震わせました。

 

 

 

 

 

「あんなに怒る事ないのにぃ」とブーブー言いながら、全指にゴテゴテした指輪を付けた手が、人魚姫の腕に触れました。

 捩れぬ身で「ひっ」と轡の中へ悲鳴を零した人魚姫ですが、漁師Aまでぎょっとした顔つきになります。

 ついで手が置かれたのは額。

 人間より体温の低い人魚姫に対し、漁師Aは弱ってきていると判断を下したようです。

 急がなくては、という言葉と共に、人魚姫は袋から銀食器の皿に移され、ドーム型の蓋に閉じ込められてしまいました。

 移動の際に、一応の抵抗を見せた人魚姫ですが、漁師Aは全く意に介しません。

 とりあえず、この中年の前で逃げるのは無理と結論付けた人魚姫は、次のチャンスを暗闇の中で狙います。

 ……それにしてもこの揺れ、正直辛いわ。

 ワゴンか何かで運ばれているのでしょうか。

 止まっていても波の上、ただでさえ揺れる状況だというのに、急ぐ動きは人魚姫の平衡感覚を増して狂わせてゆきます。

 は、吐きそう……

 人魚が船酔いというのも可笑しな話ですが、事実、人魚姫は色々限界な気分を味わっていました。

 加え、身体にぶつかる食器は硬く、ガチャガチャ煩いので、痛いやら静かにして欲しいやら、もう本当に一杯一杯。

 なので、動きが唐突に収まっても、ぐわんぐわん揺れる頭は何も捉え切れず。

 蓋の向こうで漁師Aが喋る声だけが、意味を持たない音として伝わってきました。

 ぐったりした面持ちで、銀食器に顔を突っ伏していた人魚姫は、虚ろな眼差しで蓋がゆっくり開けられていくのを見つめます。

 とはいっても、暗さに慣れた目は光を上手く処理できません。

 射す明るさに目を細めたなら、たくさんのどよめきが人魚姫の耳に届きました。

 次いで、漁師Bの「な、なんヨ、アレが魚かネ!?」という声が聞こえて来たなら。

 ……もしかして、もしかしなくても。

 嫌な予感に目を瞬かせた人魚姫は、明るさに慣れてきた視界を、銀食器から恐る恐る上へと上げました。

 そして。

「!」

 予感的中。

 そこには、銀食器の上に置かれた自分を食い入るように見つめる、あの王子様と白く長い髪を持つ妙齢の女性がいました。

 ざわめく声も後ろから聞こえていて、人魚姫はばっちり、自分の姿が大勢の人間の目に晒された事を知ります。

 ま、まずい! これならあの時、調理されていた方がマシだったかも!?

 基本、人間の前には姿を現さない人魚です。

 人間たちの言い伝えに存在はしていても、実際にいる事はあまり知られていないのです。

 奇異や好奇心といった視線だけならいざ知らず、別の欲に目を輝かせた王子様を見、人魚姫は背後の人間たちの中にも、同じ欲を見る者が必ずいると察しました。

 すなわち、まことしやかに言い伝えられている、人魚の血肉は不老不死の妙薬、というアレです。

 外敵はあろうとも、そこそこ平和だった海が、自分が姿を見せたせいで荒らされてしまう――。

 想像だけで胃が痛くなる未来へ思いを馳せ、人魚姫の眦に涙が浮かんできました。

 と、その時。

「おい、親」

「……なんだい、子ども」

 人魚姫に緑色の鋭い眼光を注ぎつつ、王子様が隣にいる女性へ声を掛けました。

 呼称から推測すると、どうやらこの白髪の女性は王子様の親、つまり王妃様のようですが、流れる空気は剣呑です。

 自分から話しかけたくせに、王妃様の方を見ない王子様は、人魚姫へ余すことなく視線を這わせながら言いました。

「このパーティ、俺の嫁探しでもあるんだろう?」

「ああ、そうだよ」

 やる気のない王妃様の返答に、王子様の緑の瞳が一層鮮やかに輝きます。

 併せて、なんだかとっても粘着性の強い気配を感じた人魚姫は、寒くもない船内でぶるりと身体を震わせました。

 運ばれてきた時の具合の悪さが懐かしいくらいです。

 そんな人魚姫の様子を見ているだろうに、全く気づいていない王子様は、口の端を持ち上げ、牙をちらつかせながら笑いました。

「決めたぞ。コイツがイイ。いや、コイツでなければ認めん。俺のこの容姿と比べても、見劣りしないコイツが欲しい」

「「「「「っ!!?」」」」」

 王子様の爆弾発言に、人魚姫の背後で、息を呑む音が響き渡ります。

「うーむ? これはどうしたことかね。……ふむ。おおっ、そうか、そういう事か!! ふふふふふ。漁師Bよ、今年の漁場はおじさんが貰ったも同然だ!」

 しーんと静まり返った室内で唯一人、漁師Aだけが人魚姫の目の端で明るい笑みを浮かべました。

 指を突きつけられた漁師Bは、呆れたように溜息をつくばかりです。

 付き合ってられないヨ、と言外に伝わる様子に、漁師Aは勝ち誇った顔つきで荒い鼻息を一つつきます。

 おもむろに人魚姫の肩を抱いた漁師Aは、王子様と付き合わせるように身を起こさせました。

 意気揚々と、尾の拘束だけ解いたなら、この行動に眉の辺りをぴくりと動かした王子様へ向け。

「さあ、王子様、おじさんが捕まえてきたこの子をどうぞ! いやぁ、お礼なんてそんなそんな。当然の事をしたまでだよ。しかし、断わるのもよくないかな? コホン。えー、どうだろう、王子様。今年の漁場はおじさんが9.9、漁師Bが0.1くらいの割合で。えっ、10!? いやいや、それは流石に漁師Bが可哀相だしぃ」

「……近衛兵。このむさ苦しい男を牢へぶち込んでおけ」

「えっ! なんで!?」

 王子様の命を受け、待機していた兵士が漁師Aを取り押さえました。

 訳が分からないとオーバーリアクションをする漁師Aを無視し、つかつか人魚姫の前まで歩み寄ってきた王子様は、先程まで中年が掴んでいた肩を擦ります。

 艶かしい動きと微かに当たる鋭い爪の感触に人魚姫が慄いても、王子様は漁師Aを睨みつけたまま。

「コイツを俺の前へ連れて来た事は褒めてやる。だが……その耳は余程くたびれているようだな。俺の女に気安く触れるなんざ、極刑でも物足りんぞ」

「きょっ!?」

 俺の女!?

 王子様の言葉に、人魚姫と漁師Aは、それぞれ自分と関係のある部分で絶句しました。

「連れて行け」と顎で示され、漁師Aが騒がしく連れて行かれたなら、どちらかというと一緒に連れて行って貰いたい人魚姫は、青褪めた顔で王子様を見やります。

 怯えまくるこげ茶の瞳と視線を交わした王子様は、納得したように頷くと、肩に置いていた手を頭の後ろへ持って行きました。

「怖がることはない。お前は俺の女だ。誰にも危害を加えさせやしねぇ」

「ぷはっ!」

 頭の後ろがごそごそ動けば、ふいに轡が取れて解放される口。

 一息ついた人魚姫は、王子様へ抗議の声を上げようとし。

「ちょいとお待ちよ」

「ああ?」

 王子様がくるりと背を向けたなら、勢いを削がれて空気を丸呑みしてしまいました。

 けほっと小さく咳き込む人魚姫を余所に、王子様を呼びつけた王妃様が、腕を組んで仁王立ち。

「アンタの言い分は分かったけどさ……ソイツ、人魚だろ?」

「ふん。種族の違いを持ち出すつもりか? 人間の二親を持ちながら、この姿を持って生まれた俺に?」

 言って、卑屈に笑う王子様には、何やら人知れぬ過去がありそうでしたが、王妃様は姿勢は維持しつつ、拍子抜けするほどあっさり首を横に振りました。

「いんや。んなシリアス展開じゃなくて。アンタさ、もっかいソイツ見てみ?」

「……ああ?」

 顎で人魚姫を指された事には目をぴくりとさせた王子様ですが、言われた通り振り返ると、拘束を受けて座る身体を、舐めるように見つめてきます。

 絡みつく得体の知れない熱情に、轡は取れても声を発せない人魚姫は、拷問のような時間が早く過ぎてくれる事を祈りました。

 そうして王子様の視線が王妃様に戻れば、ほっと陰で安堵の息をつきます。

「……見たが?」

 人魚姫に背を向けた王子様は、少しばかり苛々した口調で王妃様に告げます。

 これを受け、王妃様は面倒臭そうに頭を掻きました。

「アンタね……何のために見ろって言ったと思ってんだい」

「何の話だ」

「だーかーらっ、世継ぎの問題だよ! アンタが誰を嫁にするかなんて、アタシにとっちゃ、大して重要じゃないけどさ、性交の仕方からして一目で違うと分かるヤツ、どうすれっていうんだい!?」

「……ああ」

 おおっぴらに品のない事を語る王妃様に、王子様はようやく合点がいったと頷きました。

 対する人魚姫は、自分が王子様と結婚する前提で話が進んでいる事に戦慄します。

 ど、どうして? この人とはさっき会ったばっかりなのに。

 しかも、とんでもない場面の後で。

 ここではっと何かに気が付いた人魚姫は、毛むくじゃらの王子様の後頭部を見つめて思いました。

 まさか……口封じ!?

 それなら調理して食した方が早い、という考えを人魚姫が持つ事はありません。

 何せ、王子様の人を人と思わない扱いを見た後なのです。

 同族でさえああなら、他種族である自分が無事でいられる保障など、あるとは思えませんでした。

 顔面蒼白になる人魚姫に気づかず、王子様と王妃様のやり取りは佳境を迎えます。

「無論、手は打つ」

「へえ? 妾でも作る気かい?」

「いいや? んな余計な諍いしか生まねぇような道具はいらんさ。もっと便利な奴がいる。ソイツに言って、コイツに人間の生殖機能を持たせりゃいい」

「人魚に人間の? どうやってだい?」

「知っているか? この海には、人間の言う事なら何でも聞く魔女が――」

「魔女様っ!?」

 王子様が親指を下に向けたのを陰から見、人魚姫は思わず声を上げてしまいました。

 彼の言う魔女が、想い人と同一人物だと分かったからです。

 ――上手く行けば逃げられる。

 上手く行かなくても、もう一度彼の姿が見られる――

 そんな想いに突き動かされて叫んだ人魚姫は、しかし。

「…………あれ?」

 ぐるりと見渡しては、不思議な現象に首を傾げました。

 何故か、漁師Bを除いた人間全員が耳を押さえて蹲り、ぶるぶる震えているのです。

 王子様や王妃様も例外ではありません。

 いまいち状況が把握できていない人魚姫の代わりに、漁師Bがくすんだ金髪をボリボリ掻いて言いました。

「やれやれ、情けない連中ヨ。この程度の声量にやられるとは」

「声量…………………………あ、そうだ!」

 漁師Bの言葉に、轡を外された今、ここから脱出できる術が人魚姫の脳裏に浮かびました。

 それはとても簡単な事。

「た、助けてええええええ――っ!!」

「ぬおっ!?」

 あらん限りの声で叫んだ人魚姫に続き、唯一無事だった漁師Bの身体が大きく傾ぎます。

 しかしそれは、漁師Bに限ったことではありませんでした。

 

 横合いからの衝撃、それにより、船自体が大きく揺れ出したのです。

 

 幸い、転覆には至りませんでしたが。

「うっきゃあああああああああああ!!」

 ワゴンの上の人魚姫は、一回目の揺れで、一気に夜の海へと投げ出されてしまいました。

「くっ、逃すか!」

 人魚姫の絶叫に苦しみながらも、ワゴンに手を引っ掛けた王子様ごと――。

 

 


2009/9/24 かなぶん

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